from 知念悟
少しタイトルが大げさなように聞こえますが、あなたが好きなスポーツを仕事にビジネスを続けておきたいのであれば、知っておいて損はない時代の変化の話なので、ぜひ最後までお読み下さい。
さて、先日とある音楽番組を観ていると興味深い話がありました。
それは最近の流行曲には、「イントロがない」という話です。
実際に令和に入ってからの近年のヒット曲で例えてみましょう。
・レモン(米津玄師)
・紅蓮華(Lisa)
・夜に駆ける(YOASOBI)
いかがでしょうか?
これらのヒット曲はイントロがなく、すぐに歌から入るという特徴があります。
これが、偶然じゃなかったら面白いですよね。
実は偶然ではなく、このような時代の変化が背景があるのです。
それが、Apple MusicやSpotifyなどのサブスク音楽配信サービスの流行です。
人々はこのような音楽配信サービスで曲を聴くことが主流の時代となりました。
僕の世代であるあるだと思いますが、CDをMDに移して自分のプレイリストを作って聴く。
そんな時代ではないわけです。笑
今や、指先ひとつで何千、何万の曲をベッドに寝ながらでも簡単に選び聴けるようになりました。
このテクノロジーの進化により、どこでもいつでも聴けると同時に、簡単に「聴かない」という選択も簡単になったのです。
この曲、なんか好きじゃないー。次の曲にスワイプってね。
そんな時代の移り変わりに、曲の作り手は、どうしたのでしょう??
ぜひ、あなたも考えてみてください。
、、
、、、
、、、、。
考えましたか?
その答えが、イントロを削るということだったわけです。
なぜなら、どうにか簡単に別の曲に飛ばされないよう、すぐに聴き手の心を掴む曲作りが求められるようになったからです。
もちろん、全ての曲に当てはまるわけではないですが、結果イントロのない曲がヒットしやすい傾向に今の音楽業界にはあるわけです。
まぁ偉そうにここまで書いてますが、そういった話をテレビで観たわけです。(笑)
なので、ここからは、ぜひスポーツビジネスの経営者として一緒に考えてみませんか?
あなたのお客さんは、どんな世代の方になりますか?
いまが40代、30代、もしくはそれ以上の年齢の方を相手にしていても、あなたがこれから10年、20年ビジネスを続けられるのであれば、この価値観を持った世代が顧客になります。
別に、そんな問題だとは思わない。
あなたがそう考えていたら、要注意です。
なぜなら、人の問題や悩みは時代や流行により変化するものだからです。
ひとつ分かりやすい例をあげると、コロナのマスクです。
僕らはマスクをしなければならないと、この3年で問題教育されました。
2023年3月からマスクは個人の自由と政府が伝えていますが、あなたはどうでしょう?
なんか、ダメな気がする。
そんな風に感じたことだと思います。
3年前はなんともなかったマスクも、このように価値観が変わりました。
スポーツビジネスにおいても、顧客の価値観は変わってきています。
一昔前であれば、習い事はスポーツといった印象でした。
今や習い事は、スポーツに限らず、英語、塾、公文なども同じ習い事というカテゴリーで考えられています。
事実、習い後で一番多いのはスイミングで、2位以降は「英会話」や「学習塾」が続きます。
音楽業界でも同じように、これからの時代はインターネットが生まれた時から身近にあるのが当たり前な「Z世代」がターゲットとなります。
(ちなみにZ世代は今の25歳以下の若者を指します。)
音楽業界が前まで当たり前だったイントロを削ったように、僕らが思っている常識がZ世代には「非常識」となるかもしれません。
・スポーツは、するのではなく観るもの
・同じお金なら運動以外の習い事をさせたい
そんな価値観が当たり前の人がターゲットになりつつあります。
そういった時代の変化や流れに対し、スポーツの価値を伝え方も変える必要があります。
塾と同じ小学生などを対象にしている場合、運動能力を上げるだけではなく、スポーツを通し課題に対し自分で工夫して上達に向かうことで、日常生活や勉強でも必要な「問題解決力」が身に付くと伝える方が、より刺さるメッセージかもしれません。
そのためには、「市場」の動きと「顧客」の価値観を知る、リサーチが必要になります。
価値観が変わっていっても、商品は問題や悩みを解決するものという本質は変わりません。
その悩みや問題を読み取るリサーチ力が重要となるので、ぜひあなたがいま届けているメッセージがあなたのお客さんとの価値観とズレていないか、ぜひ見直してみてはいかがでしょうか??
もし、いまのところ集客に問題を抱えていなくとも様々な情報から如何に未来の変化をキャッチし予測して準備を行う。
未来に向けて思考を巡らすのも経営者において重要な仕事ですからね。
その上で、もしも競合調査や自社の顧客リサーチ、リサーチを踏まえた販促制作などにお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。