from 知念悟

 

世の中事柄見聞きして広い知識を得ること。「見聞を広める」などとも言う。
weblio辞書引用
こちらは知見を広めることの言葉の意味になります。経営をされているあなたなら常に新しいアイディアを見つけるために「知見を広める」行動をされていることでしょう。

 

ですが、情報過多の現代ではこの「知見を広める」ことが難しくなっていると思うのです。

 

なぜなら、その情報を入手する手段が多くの人が利用しているスマホになっているからです。

 

スマホからは知見を広げられない?

 

あなたもご存知なことだと思いますが、あなたが使っているはずのスマホはあなたに最適化されています。

 

最適化というのは、あなたの趣味嗜好に沿った情報であるということです。

 

例えば、あなたがビジネスに興味あれば、ビジネス関連のニュースや広告が出てくるということです。メイクや美容に興味があれば、美容に関連したものが出てくるということです。

 

同じYouTubeというアプリでも、使う人によっておすすめ動画で出てくる動画の内容は違います。

 

一見なにごともないように使っているあなたのスマホは、これまでの行動や検索履歴によってAIがあなたに興味関係のある情報を導き出しているわけです。

 

すごい時代ですよね?

 

個人的には、自分の価値観さえも情報によって操作されていると考えるとちょっと怖くもあります。

 

何を伝えたいかというと、つまりスマホを使って得られる知識というのはあなたが持っている知識や情報の範囲を超えることはないということです。

 

ビジネスに興味ある人のスマホの中に美容の情報は出ないということです。あるとすれば、相手が広告を出して広告の絞込みの内容で30代、女性、東京などに条件に当てはまった場合などです。

 

あなたに最適化され、あなたの興味関心あるものしか出ないスマホでは、知識の深さは習得できても知識の幅を広げることは難しいのです。

 

知見を広げるには人に会うことや本を読むことが一番

 

知見を広めるためにおすすめは、やはり人に会うことです。

 

自分とは違う考えや価値観に触れることで新たな考えを養うことができます。

 

特におすすめは、自分よりも知識のある人や異業種で働く人と関わることです。

 

なぜなら、自分より知識のある人や異業種で働く方はあなたが知らない知識を持っています。

 

簡単にいえば、あなたの知らないワードを持っています。その知らなかった新しい言葉に興味を持って調べることで初めて知見が広がるのです。

 

めんどくさがってなんでもインターネットで解決しようとしてはいませんか?

 

本を読むこともおすすめです

 

知見を広げる行動として真っ先に思いつくのが本を読むことかもしれませんね。

 

ですが、近年は本を読む人が減少しています。本に書いている知識もインターネットで得られるようになったからです。

 

ただ知見を広めるという視点でいうと、ここで気をつけないといけないことがあります。

 

わかりやすくひとつ例を出して説明しますね。

 

オリエンタルラジオの中田敦彦ことあっちゃんが運営している『YouTube大学』では、あっちゃんが本を読んで視聴者に簡単にわかりやすく伝えているYouTubeチャンネルです。

 

気をつけるべき点としては、そこではあっちゃんの主観も入っていることです。

 

どうしても動画の尺の都合上、カットされている部分やわかりやすく加工した言い方をされています。※実際にあっちゃんも動画内でそう伝えていますよね。

 

つまりは、本当に著者が伝えたい意図や価値観というのは本にしか載っていないのです。

 

もちろん時間がない場合や難しい本をプロの技術でおもしろく伝わりやすくしている『YouTube大学』を否定しているわけではありません。←僕も観ているし、なんならサブチャンネルまで登録しています。笑

 

本の知識を誰かが代わりに伝えた時点で、伝えた側の考えや価値観によって「加工された情報」となります。それを踏まえずに全てを鵜呑みにしては知見は広げることができないよ。ということです。

 

なぜならそこには、著書の本当に伝えたいことやその知識の裏にある意図まで読む取ることが難しいからです。そういった理由から多くの経営者は本を読むのでしょうね。

 

結局、知見を広めることでどんなメリットがあるのか?

 

さて、そろそろまとめますね。

 

結局、知見を広めることでどんなメリットがあるでしょうか?

 

僕が考えるに、その時々の状況下に置いてベストのアイディアを出すための準備だと考えます。

 

アメリカの実業家であるジェームズ・W・ヤングは『アイディアのつくり方』という本でこのように提唱しています。

 

アイディアとは既存の要素の組み合わせ以外の何物でもない。

 

ざっくり説明すると、アイディアは0から生み出される物ではなく既存の要素を組み合わせるものだと言っています。←電話とパソコンの組み合わせでケータイが誕生したように。

 

反対にいえば、アイディアを生み出すためには既存の要素をどれだけ知っているかが重要だということです。

 

だから知見を広める必要があるのです。本を読むことも人と会うことも、あなたの考えや知識から離れた存在であればあるほど既存の要素を手に入れることはできるのです。

 

ときにアイディアは異業種との組み合わせから生まれることが多々あります。テクノロジーの進化が、これからより異業種とネットを組み合わせることでしょう。(iPhoneで自宅の玄関を開けられる時代が来ているくらい)

 

あなたがピンチを迎えた時の逆転の一手になるアイディアもそんなところに隠れているかもしれません。

 

ぜひ知見を広げようと考えてみるきっかけにしてみてはいかがでしょうか!

 

僕も学びを止めずにこれからも活動をしていこうと思います。

 

もしもあなたがセールスコピーを活用した反応のある販促物が欲しい。

 

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