沖縄でマーケティングコンサルタントの活動をしている知念悟です。
実は最近あるドラマにハマっています。それがタイトルでもあるように『日曜劇場 ドラゴン桜』です。
ご存知のない方に少し説明すると、阿部寛さん演じる桜木が偏差値の低い生徒たちを東京大学合格に導くというストーリーです。ちなみに今作品は2作目にあたり、作中の名ゼリフは、「バカとブスほど東大に行け!」というもの。
さまざまな受験勉強テクニックや勉強法が紹介されていく中、主人公桜木がこのような質問を生徒たちにぶつけます。
「東大が求めている人物はどんな人物だ?」
それは、「東大がいちばん求めている力は、どれだけ本質を考える力があるかだ」と答えます。
どうですか?
刺さりませんか?
ちなみに僕はめちゃくちゃ刺さりました。
桜木は続けてこう言いました。
「なぜその単語にそういう意味があるのか?」「似たような意味の言葉はないのか?」とより深く考える。それによって。知識を詰め込み勉強ではなく本質をつかむ勉強ができ、そうした勉強をしているかどうかを東大は聞いている。
ちなみに実際の東大のアドミッションポリシー(入学者受け入れ方針のこと)にも「知識を詰め込むことよりも、持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します」と書かれています。
つまり知識量よりも物事の本質を捉える「なぜ?」と考える習慣がある人物なのかどうかが重要であるということです。
どうでしょう?これって東大に限らず、ビジネスや人生においてもかなり重要だと思いませんか?
実際のある事例をあげながら本質についてあなたも考えてみましょう。
マックで起きた大失敗
有名な話でもありますが、あなたは『サラダマック』という商品を知っていますか?
2006年に開発されたのですが、結果を先に伝えると全く売れずに大失敗に終わってしまいます。
そもそもこの商品が開発されたきっかけは、お客さんに対して行ったアンケートでした。
そこには「ヘルシーなものが食べたい。」「ヘルシーじゃないからマックには行っていません。」といったアンケート結果にもと開発されました。
ですが、実際には全く売れないという結果。お客さんが求める商品を作ったのにも関わらずです。
この商品の失敗からお客さんが話すことには「綺麗なウソ」があることを知ったマクドナルドは、その後はあえて不健康そうな食事である高カロリー商品を開発し売り上げを回復していくわけですが。
ここで本質を捉えることができていたら?おそらくこの失敗は避けられたのではないかと思うのです。
本当に消費者はヘルシーなものをマクドナルドに求めているか?(実際に建前でアンケートに答えていたことがアンケートから読み取れます)
マクドナルドを利用している人はどんな人なのか?
ヘルシー思考を求めていた人はヘルシーなものを食べることではなく、”ヘルシーなものを食べる自己管理ができているイケイケな私”という未来像が欲しかったのではないか。
物事を深く考察してみるといろいろなことが見えてきます。
本質を捉える癖は人として成長させてくれる
「なぜ?」が習慣づくとビジネスは一気に飛躍させることができます。
なぜこの時期に売上が上がったのか?
なぜこの地域からの申し込みが多いのか?
どのような人が自分たちのサービスを利用しているのか?
このように考えるだけでも次の打ち手が変わりませんか?
例えばスポーツ教室を運営しているとして、4月は人のモチベーションがあがる時期で売上も上がりやすいので広告費を他の月より多く捻出しよう。と判断ができます。
一部の地域から申し込みが多い理由は、他に習い教室がないことが要因と仮説を立て、この地域へのポスティングする頻度をあげようと考えることができます。
私たちのサービスを利用している人たちは運動が苦手な人が多いから、その運動が苦手な人に向けてチラシなどの販促物のコピーを書こう。
本質で物事を捉えて仮説を立てながら戦略を練ることができます。
この情報の発信源は誰のもので信頼できるものなのか?
感情で物事を決めてはいないか?
数字や事実に基づいたデータから「なぜ?」を考えてみることでこれまで思い浮かばなかったアイディアや正しい一歩を積み上げることができます。
もちろんこれまでの生き方や考え方を変えることは簡単ではなくとても難しいものではありますが、意識を持つことから始めるでも全然違うと思うのでぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみにコンサルタントの仕事は、数字や事実といった根拠をもとに本質を捉え、仮説を立てながら正しい打ち手を提案することが役割です。
もしもあなたが、ビジネスの集客や売り上げを増やしたい。反応のある販促物が欲しい。
こんなお悩みがあれば、お気軽にお聞かせください。
初回無料相談受付中ですので、ご興味あればご連絡ください。